先日放送された日本テレビの「これが日テレの本気だ!
日本全土徹底調査で判明した真のアニメヒロイン人気ランキング!」が
大反響を呼んでいる。
放送内容に映像特典を加えた動画と特製カードをつけたDVDが都内の
コンビニで750円で発売されたが、あっという間に売り切れ、
現在アマゾンでも手に入らない状況が続いているという。
アニメ関係の人気ランキングは今まで何度も放送されてきた定番のコンテンツ
にすぎないにも関わらず、何故今回の放送だけが、これほどの反響を
呼んだのだろうか。
番組プロデューサーの石田桜岩氏はこう語る。
「とにかく、大誠実を合言葉に番組をつくり宣伝しました。
単なる策や方法が通用する時代ではないからです。
私達は大誠実から湧き出る智慧と勇気で戦いました。
今回の番組のコンセプトは、断絶と戦うです。
現代社会が、いかに多様性を誇っても、所詮絆なき断絶社会にすぎません。
断絶は悪夢のもとです。断絶は認識を破壊し世界を幻化してしまいます。
いけないとおもいます。
・・・・・・・・
力は責任です。いまだ社会的に大きな力を持つテレビ局は
人間を不幸にする様々な断絶と戦う責任と役得があるとおもうんです。
具体的には世代間の断絶、そして、テレビとネット、アニメもみる三次元民と
二次元民という次元間の断絶と戦うことにしました。
それに、この断絶と戦うというコンセプトを強く打ち出すことにより、
知らないキャラがでてきたときに、自分には関係ないとチャンネルを
変えられるリスクを減らせるという期待もありました。やはり、私達にとって
視聴率ほど気になるものはありませんから。」
石田桜岩氏は従来のアニメランキングの弊害を打ち破るため
調査方法に工夫をこらし、新旧のバランスがとれたランキング
作りを心がけた。また第二次咲豚の乱に衝撃を受けたこともあり、
アニメ最萌トーナメント2012
1作品上位1キャラを原則にして1つの作品に偏らない
バランスのいいランキングの作成に成功した。
しかし、できあがったランキングはおかしかった。
「正直、頭をかかえました。ランキング上位のヒロインが登場する作品は
ほとんど他局。しかも、再放送や派生作品の放送は別にして、ベスト10に
うちで放送したものは一つもありません。局内でもこのランキングを
放送すべきかどうか激論になりましたが、結局、大誠実を合言葉にして
つくったランキングなのだから、大誠実で、そのまま視聴者にお届けしよう
ということになりました。
・・・・・
これを機に、日テレはもっともっとアニメに力を入れるべきだという意見が
社内で強まっています。具体的には1位と3位のヒロインが登場する作品の
続編をうちでやろうと社長以下みんな盛り上がっています。
日テレは本気です。期待してくださって結構です。」
人生意気に感ずという言葉がある。
日テレは今回の成功でこの言葉が死語でないことを
証明してくれたのだ。
では、早速、番組で紹介されたランキングをみていくことにしよう。
小公女(プリンセス)セーラは、
結局世の中金とコネという真っ暗な作品で美少女が輝く物語。
放送当時からのファンに加え、最近のアニメでは滅多にお目にかかれない
本格的美少女セーラに若者達も大興奮で10位。
美樹さやかは超人気アニメ魔法少女まどか☆マギカの登場人物。
人気面では暁美ほむらや巴マミに勝てないとおもわれていたが
暁美ほむらはアニメヒロインというより初期ニトロヒロインであり
ほむほむはエロゲに帰れという意見が強く脱落。
巴マミはガールズ&パンツァーのダージリンに比べ、
紅茶が足りないという意見が強く脱落した。
放送当時、「魔法少女まどか☆マギカ凄いよ!10話超神回だよ!」
と必死で学校や職場ですすめて、「フーン」といわれて大ショックだった
オタクたちの多くは現在、「ガールズ&パンツァー凄いよ!
八九式はCLANNADより泣けるよ!」とガルパンを必死ですすめて、やっぱり
「フーン」といわれて大ショックだという。
水島努監督のお詫び
それはともかく、美樹さやかはボーイッシュだが非常に女の子らしい女の子で
女性視聴者から強い支持をうけたことに加え
理想に燃えて必死に働き無理な現実に負けたり負けそうな
学校の先生、おまわりさん、看護師さん等、大人達の共感をよんで9位。
ちなみに魔法少女まどか☆マギカは新人議員に見せたいアニメ№1である。
これから魔法少女まどか☆マギカをみる人は
○事前に余計な情報をいれない。
○最初のほうは、あとで見返すまで、正直、微妙の覚悟。
(最初の数話は我慢が必要)
○マミさんの砲火後ティータイムにならい、視聴後ティータイム(ネットで
11話の嘘実況に注意して、各話実況や海外反応等をみて楽しむ。
コメ付き動画やMAD等は全話視聴後。)を楽しむ。何も飲まなくてもOK。
○聖なる10話は、10話未視聴で逝った東北をはじめ
全ての同志たちに黙祷してから、邪魔が入らない環境で観る
という、余計覚悟お茶黙祷の精神でみるといいとおもいます。
世界中のオタクの間で有名な「涼宮ハルヒの憂鬱」のヒロインといえば
圧倒的な人気と知名度を誇る涼宮ハルヒ、長門有希、朝比奈みくる、そして
鶴屋さんだったが、涼宮ハルヒの消失(劇場版アニメ)で朝倉涼子の人気が暴騰。
料理と団欒をつくるのが上手い女性の強さがアニメでも証明された。
日本中のおっさん達の熱い支持を集めて8位。
忘れてはならないのが、涼宮ハルヒシリーズのなかで男性キャラ人気№1の
キョンと女性キャラ人気№1をハルヒと分け合う長門有希が自分達を
犠牲にして朝倉涼子をバックアップしたことである。
「涼宮ハルヒの消失」でキョンは、超常現象には慣れているにも関わらず
痛すぎるオーバーアクションで朝倉涼子を引き立て、長門有希は
キョンを引き止めるシーンで、だらしなく口を開け鼻呼吸のできない女を
見事に演じて、鼻呼吸とバックアップの重要性を訴え、
朝倉涼子をバックアップした。うまいことをいったのである。
いわずとしれたアニメ最萌トーナメント2012チャンピオン。
投票に手間がかかるアニメ最萌の1票は、
1クリックで投票できる他の人気ランキングの256票分に
相当するが(日本義務教育大学語る部調べ)
今年のアニメ最萌は例年よりもはるかに規制が厳しく、
投票できない人が続出したことや、投票所の鯖落ち、
クロミ途中から行方不明などが重なって、1票が他の人気ランキングの
512票分に相当すると日本義務教育大学算数部の計算により判明した。
つまり、事実上の決勝戦といわれた園城寺怜×赤座あかり戦は、
1試合で両者あわせて51万2千票が投票されたことになり
アニメ最萌が国民的行事となったと笑われても仕方なかったのである。
園城寺怜の人気は咲-Saki-ファンだけでなく極めて広範囲にわたる。
アニメファンや麻雀ファンは萌え燃え兼備園城寺怜の熱い戦いに
感動して熱く支持。
大魔王を相手に命がけで戦う園城寺怜の
「何もできへんのか」「もうダメなんかな」「もうアカン・・かも」
「みんなありがとう」「やるしかない」「生きるんて辛いなぁ」
「ここから先はみんながくれた・・」
という心の流れに、病苦、経済苦等、それぞれの絶望と戦っている
日本中の人々が感動し、園城寺怜を涙で支持。
感謝は単なる道徳ではなく絶望を打ち砕く現実の軍事兵器
であることを、命を賭けて証明した園城寺怜に軍事関係者と
道徳関係者が感動して支持。
バカにするかバカにされるかという現代社会が強制する
地獄の二択を断固拒否して理想社会千里山とキマシタワーを建設した
友情の女神清水谷竜華と感謝の女神園城寺怜の仕事に感動して
建築関係者と教育関係者が支持。
今日の二次元は明日の三次元という点から考えると
将来、道徳が怜化(軍事化)され、人々が心の怜竜安保で絶望に反撃し、
日本に友情と感謝に満ちた大千里山時代が来るのは確実であると
明るい未来を予見して感動したオカルト厨が支持。
そして、最悪のアンチを擁する最強の咲豚軍団が支持し、
新参キャラにもかかわらず見事に7位。
年とると金髪が眩しいので6位。かつてはセーラームーン内の人気投票でも
トップをとれなかったが、ファンの高齢化により人気急上昇。
新作によって若者達の人気者になれるかどうか、予断を許さない状況。
秋山優花里 |
磯辺典子 |
いまや剣道、柔道を凌ぐ人気の戦車道をアニメ化した「ガールズ & パンツァー」
の登場人物である秋山優花里と磯辺典子は作品内の人気投票を三度やっても
決着がつかず、結局、特例として二人とも選出された。
秋山優花里は、その素晴らしい人柄が日本中のアニメファンの感動をよび、
オタクたちから、「秋山殿」と最大の敬意をもって称され、
本田透や、すばらと並ぶ、ぐう聖として、幅広い支持を集めた。
オタクと人格の両立を成し遂げたぐう聖秋山殿こそオタクの鏡であると
多くの知識人から絶賛された。ミリオタはもちろん
「ずっと戦車が友達だったので」という秋山殿の言葉になぜかキャプテン翼魂
を感じたサッカーファンからも支持をあつめた。
ガールズ&パンツァー ガンダムX
一方の磯辺典子はバレー部復活のため、戦車で戦う心意気に
バレーボール関係者、バレーボールファンそして体育会系の人々が
号泣。絶大な支持を受けた。
また泣き言一ついわず八九式中戦車で、相手校の強大な戦車と渡り合う姿に
中小企業関係者が感動して熱く支持した。
両者ともに、茨城のみなさんの熱狂的な支持や日本中の歴女、華道部、
生徒会の友情応援をうけ、票割れと知名度不足を乗り越え
ともに大健闘の11位。
「こんなに素直で良い子はいない!」日本全国のお父さんお母さん、そして、
別作品にもかかわらず、ガンダムファンから熱狂的な支持を受け4位。
(動画貼り間違えましたが、同じ良い子です。)
コードギアス アンジェラ・アキ
3位ホシノ・ルリ
かつてアキバにいくと某店に入りエスカレーターにのって、アルたんやルリルリの
等身大フィギュアを参拝していたオタクたちや、かなり昔の、ほんの一時期中野
ブロードウエー2Fで劇場版の中古等身大ルリルリ分割払いOKたしか12万
いくらぐらいに挨拶していたオタクたちや、人気ゲームであるスーパーロボット大戦
シリーズのファン、そして今なお続編開始の希望を捨てないアニメファンの絶対的な
支持を受けて3位。
どんな人気ヒロインもメーテルに比べれば単なる記号になってしまう
といわれるほどの圧倒的な存在感で昭和の金髪は最高であることを証明した
日本アニメ史上別格のヒロイン。
彼女がひらいた「金の系譜」は現在も巴マミやダージリンなど超大物キャラに
引き継がれ、「青の系譜」や「黒の系譜」、「桃の系譜」とならぶ4大名家と
して繁栄している。
若年層の支持がやや弱いものの昭和世代から圧倒的な支持を得て2位。
名誉ジブリ・名誉ディズニーの称号を持つ究極アニメのヒロイン。
作品名とヒロインの名前が同じであることもあって、作品への支持
がそのままヒロインへの支持へつながったようである。
作品とヒロインが持つ空前絶後の癒し効果が医療関係者の間でも
高く評価されている。
びんちょうタンは健康保険が効く唯一のアニメであり、薬の代わりに
びんちょうタンのDVDを渡す医者も多い。
自宅でできる手軽なアニメ療法として、世界中の人々の健康に貢献している。
またCLANNAD(クラナド)、フルーツバスケットと共に学校の教材になり
教育の現場でも活躍している。
老若男女を問わず日本全国の人々から温かい支持を受けて堂々の1位。
テレビ視聴者には大好評だったこのランキングだが、ネット住民の評価は散々だった。
批判の声は3つに集約される。
「こっちくんな氏ね」「順位おかしいだろ氏ね」「氏ね」
めでたし、めでたし。