この作品はフィクションであり、実在の人物、団体、事件等とは
一切の関係がありません。また本文の内容と動画は関係ありません。
ブタリュックと嘲笑されて久しい、武田竜吼は、日本中から大バッシングを
受けていた。アキバで、彼は、街頭インタビュー女にからまれ、おもわず、
おかしなマスコミに洗脳された、お人好し従民に日本が占領されて超悔しい。
「一度やらせてダメならかえればいい」とかいうふざけた論理を平気で、ぬかした奴と
その家族を、全員バスに乗せて、無免許の、頭の不安なオカルト野郎に運転させて、
族が走り回ってる、高速を走らせればいい。ダメだったら、かえればいいんだから。
それか、サファリパークの猛獣がいるところを、オープンカーに乗って、走ろうと
している運転経験のない、友愛精神に満ちた頭が不安な運転手の車に乗ってもらおう。
ダメだったら、命をかえればいい。
将来、手術するときも、無免許の、頭が不安なオカルト野郎にやってもらえばいい。
ダメだったら、かえればいいんだから。
政権交代が悪いといってるんじゃない。明らかに政権担当能力のない連中に、国民の
運命を丸投げするように誘導した、マスコミに腹が立つんだ!なんで、マスコミは
野党だった時の、お花畑政党を、徹底的な質問で、現実的な政党に
鍛え上げなかったのか!政権交代してから、魔乳フェス都が現実的でないとか、変換
おかしいじゃないか!世論調査の方法も疑問だし、なんだかんだいって、一番信頼
してた新聞まで・・内閣に、優先的に取り組んでほしい課題があれば、次の中から、
1つだけ選んで下さい。って全部大事だろ!こういうバカな質問が、外交軽視の風潮を
つくったあげく、御覧の有様だよ!それに外交を、強気とか弱気で評価したら、
国が滅びるだろ!プラスか、マイナスかしかないんだよ。今回は、完全なマイナス
というか、狂ってるよ、外交以前に、あいつらの精神が正常かどうかの問題だ!
あいつらを、選ぶよう情報操作した連中を、未来の日本人は絶対に許さないよ!
ちきしょうめ!お人好しな従民に、国民が負けちまった。閣下を護れなかった。
おっぱい、ぷるんぷるん!いまのオカルト政権は、ウジ虫だ!ウジ虫はウジ虫
らしく屈辱の糞の中からやりなおせ!と彼はがんばってしまった。全国放送の
生放送で、である。リュックはインタビュー後、トイレで興奮して、つぶやいた。
「いってやった。いってやったぞ!閣下!いってやりました!」
彼は、閣下が、無惨に引きずり降ろされるのを、黙ってみているしかなかった
あの頃をおもいだして、涙をこぼした。いや、黙ってみていたわけではない。
彼は、職場で、閣下を罵る、上司や同僚に、猛然と反論したのだ。これが原因か、
彼は、職場で一番厳しく待遇の悪い部に、とばされたのである。ただでさえ安い給料が、
もっと下がってしまった。選挙後の周囲の嘲るような視線を、一身に浴びながら、
彼は慣れない仕事をがんばり、必死で貯めたお金で、今日のアキバ帰還を
はたしたのである。
彼は、あの時、閣下を弁護したことを、あの時と同じく誇りにおもっていた。
彼は10・9でUを叫んだ侍の生き残りだったのだ!
テレビ局には、苦情の電話が殺到し、凄まじいバッシングが、始まった。
マスコミや従民だけでなく、オタクまでリュックを叩いた。
「なんで今時、ビームサーベルさしてんだよ!ひょっとしてカノン砲か?
警察さっさと逮捕しろよ!あぶねえよ!こいつ!」
もちろん、よくいってくれた!超GJ!とリュックを支持する者も、多かった。
そして、国家権力が動いたのである。
リュックが、本当に久しぶりのアキバを楽しんで、帰ったら
家の前が、空前のスネーク祭りで、大騒ぎになっていた。
家に入ろうとして、「死ねよ!キモオタ!」という罵声と共に、
向かってきた若い男たちと揉み合いになり、せっかく買った、戦利品を、
「なに?これ?きめええ!」と踏みつけられ、
リュックは、きれて、暴れて、袋叩きにされた。
少しづつ貯金して、やっと買った、戦利品は、無惨な姿になっていた。
リュックは、周囲の嘲笑の中、ボロボロになった戦利品を抱きしめて、泣いた。
その姿が、ネットにUPされたことから、周辺地域の武闘派オタたちが激怒した。
痛車にエクスカリバーを積んだ、文字どおりの珍走族と化して、一斉にリュック家に
殺到し、嘲笑してた連中をフルボッコにした。その瞬間を、見計らうように、
警察が乱入し、リュックとオタたちは全員逮捕されたのである。
翌朝の新聞は各紙とも、一方的にリュック達が手をだした暴行傷害事件として大きく、
紙面をさき、報道した。オタクの存在そのものが危険だと、社説で主張したところも
あった。
当時の(主流)マスコミと従民たちは、生活の不満は全て政府のせいにするという
従来の民主哲学が、今回は自分達が選んだ政権であるという自負もあって役にたたず、
困惑していた。そこに、この騒動である。マスコミと従民たちは激しく食い付いた。
これからは、何でもオタクが悪いことにすればいいのだ。
警察の取り調べは明らかにやる気が、なかった。
すでに、目的は達成したかのようだった。ただ不必要に居丈高だった。
警察官はリュックのほっぺを引っ張り、凄みのある声でいった。
「ニューヨークに行きたいか?」
リュックは、ほっぺが痛かったが、おかげで眠気の消えた頭で、一生懸命に考えた。
ダメだ!こいつおっさんだ。下手に手で振り払うと公務執行妨害で、再逮捕される
かもしれない。とりあえず、クイズがんばろう!と気合をいれた。
地獄のクイズが続いた。間違えると、ほっぺを引っ張られるので、辛かった。
警察官はリュックのほっぺを引っ張り、凄みのある声でいった。
「自由の女神がみえるか?」
リュックは、ほっぺが痛かったが、一生懸命に考えた。ダメだ!こいつおっさんだ。
みえるといえば、嘘をつくなといって、ほっぺをひっぱり、みえないというと、
やる気がないといって、ほっぺを引っ張る気だ。完全に、おっさんだ。たしかに、
ここに自由はない。しかし、心の女神はすでに800人を越えていた。
考えに考えた末、ほっぺをひっぱられながらリュックはいった。「学級ウンコ」
警察官は、いった。「おまえ、ベルマーク持ってたな?」
リュックが「無効欠番なら少し」といって渡すと、
警察官は、「16!72!凄くすげえええ!!」と大歓喜でいった。
「じゃあな!シュッタ!」と手を挙げて、警察官は去って行った。
リュックとオタク達は、釈放された。
それから、家族会議で死ねといわれて死ぬ事にしたのである。
毎日、続く嫌がらせに、家族も耐えられなくなったのだ。
妹の縁談も壊れそうになっていた。死ねといわれても仕方ない。
もともとリュックには、冷たい家族だった。
ビルの屋上から、下を見下ろし、バウンドして死ねなかったら
どうしようと、リュックは、すこし不安になった。
風は冷たく、心は凍っていた。
次回、遂に、四国が生んだ、空前絶後の大天才 右多摩軍曹登場。
やっと、2号機本編が、始まる・・のかなぁ。うーん、わかんないです。