さよならν速鉄道999 第4話 絶望も、希望も、あるんだよ

この作品はフィクションであり、実在の人物、団体、事件、饅頭等とは
一切の関係がありません。また本文の内容と動画は関係ありません
瓦星人の大船団は日本を包囲し、挑発を繰り返していた。エスカレートする
瓦星人の横暴に対し、日本政府は、なすすべもなく、ただ興奮していた。
世界中の人々が日本に失望し、日本を侮蔑した。日本政府の無様な対応は、
世界史に残ると識者はバカにし、世界のマスコミは、瓦星人の軍事力と経済力
背景にした外交力のまえに日本はひれ伏すしかないと、報じた。そして、遂に
瓦日友好wwと世界中からモノマネされた。
日本中を深い絶望がおおっていた。戦後日本が信じていた平和主義は
現実逃避の妄想だったのだ。また騙されたのである。
人々は耐えきれぬ屈辱の中で、一人の天才と一人の英雄の名を呼び続けた。
最後に残された希望だったのだ。



シャイニング・フォース

戦後苦は興奮していた。絶体絶命の状況も彼には趣味の範囲内だったのだ。
戦後苦はあいかわらず、打倒日本に孤軍奮闘していた。
彼以外に働く者はいなかった。少尉が、「日本人のやることは全て葬式だ。
なにもかも全て、儀式にしちゃう。坊主ばっかで、戦う仏が少ない。日本人の
形式好きは、性的嗜好からくるもので、なかなか、なおんない。女よりパンツ!
女はパンツの付属品!が日本文化なんだ。」と嘆いたことがあるように
大部分の官僚は、いつものように儀式に忙しく、閣僚も芸能活動に夢中であり、
総理はもはや存在自体が都市伝説と化していた。
戦後苦は、ひたすら大興奮していた。
彼はこの全能感と被虐感に満ちた御褒美な毎日を誰にもとられたくなかったが
相手が少尉なら仕方なかった。フラウは彼の性的嗜好の、ど真ん中だったからである。
フラウに無能と罵られれば、一生の興奮である。
戦後苦は、フラウに全て任せることにした。
フラウはあっさり、了承して、戦後苦を責めなかった。外交では、無能な臆病者
のほうが、無能な勇者よりはいいとおもったわけではない。単に、フラウにとって
この程度の劣勢は、なんでもなかったからだ。世界中が日本の敗北と報道して
いたが、戦いはこれからなのである。
フラウが罵ってくれないので、戦後苦は深く傷ついた。あまりに、ショボーンと
してるので、フラウは戦後苦にしばらく、始国に帰るようすすめた。正直
じゃまだったのである。
「・・・」戦後苦は、しばらく、沈黙した。
フラウは、「東京でてきて、大変だったでしょう。言葉もうまく通じないし」と
郷土の先輩をねぎらった。
戦後苦は、いまだに電車がなく、人口も少ない、日本を代表する超田舎から、
日本の実質的なトップに立ったのである。
感無量かとおもってたら、違ったのである。
「フラウのお尻を私にください。」戦後苦は大興奮していった
戦後苦の秘策はこうである。「まずフラウのパンツを私がはぎとり、その小さな可愛い
お尻をいやらしく攻め抜くと見せかけて、私が脱ぎます。攻められるのは私です!」
戦後苦はキッパリといった。「どの媒体を使うかは、これから考えるとして
フラウのお尻に興奮したところで、私のお尻満開です。瓦星人にかなりのショックを
あたえることが出来るでしょう。おそらく、トラウマになって、私のお尻から逃げる
ように撤退するに違いありません」


ストライクウィッチーズ

「普通に、核撃たれるよ!ていうか脱ぐな!おまえはやく始国帰れ!」フラウは激怒して
いった。戦後苦は大興奮した。戦後苦人生の全てを賭けた謀略が成功したのだ。
(フラウにおこられた!)戦後苦は大興奮の絶頂でおもった。
(フラウにおこられた!)勇気だしてよかったのだ!
翌日、戦後苦は、記者会見で、フラウに全てを託し、自分は始国に帰って興奮すると
発表した。最後に、戦後苦は大興奮していった。
「攻められるのは私です!私は武道の聖地エクスカリバー山ゆかりの、
武道に因んだぶどお饅頭を半年に一回以上食べて、闘争力を20%UPさせて
権力闘争を勝ち抜きました。いまや日本の実質トップで偉いんです。
そして文革の聖地ニャン国の、ニャンニャクトウ思想を食べて、
こんな政治家になりました。とにかく、わが興奮人生に反省なし!です。
私が去っても、武道の聖地エクスカリバー山ゆかりの、武道に因んだ
新型甘くないぶどお饅頭を食べている天才フラウがいるかぎり、
日本と世界の勝利は約束されたも同然です!
天才にエクスカリバーなのです!」

Fate

戦後苦のあとを受けて、少尉は他所いきの口調で真面目に話し始めた。
「平和主義は下剤である。軍事的優位にあるときは、一時的に、軍国主義を下す薬
として役立つが、飲みすぎれば、弱小国に転落し危険である。
平和主義は平和の敵であるという点で軍国主義と同じ亡国主義である。
かつての平和主義沖縄や軍国主義日本の悲劇を忘れてはならない。
日本は軍国主義で滅び、平和主義でまた滅びようとしている。
現実は戦争の世界である。よくいわれることだが、一番、身近な人体の中でも
凄絶な死闘が、休みなく繰り広げられている。戦争してるから生きられるのだ。
戦わなければ当然死ぬ。日本がめざすのは、平和国家などではなく
健康国家であるべきだ。


水銀燈 石川さゆり

平和主義から平和を護るため、私は断固として戦う!
平和主義は平和破壊主義の略である!
日本が元気を無くしてるのは平和主義という薬物の影響が大きい。
平和主義は阿片である。平和主義者のみる世界は幻覚の世界である。
戦殺分離という神武主義を、三種の神機と新しい国際組織により、
具現化してこそ健康国家日本といえるのだ。殺の対義語は武だ!私は武の一字で
瓦星帝国の軍国主義と日本の平和主義を共に叩き潰すつもりだ。
現実世界は勝負でできている。善悪ではない。
勝てばいくらでも世界を変えられる。嘆く必要などないのだ、戦って変えれば済む話
である。ただし瓦星帝国のように、自分との勝負に負けて他人に勝てば大迷惑だ!
戦争を悪とし、平和を善とする世の中にあって、私は武の一字に徹する
科学を正とし、宗教を狂とする世の中にあって、私は信の一字に徹する
成功を勝とし、失敗を負とする世の中にあって、私は戦の一字に徹する
組織を強とし、個人を弱とする世の中にあって、私は侠の一字に徹する
経済を主とし、生命を従とする世の中にあって、私は勇の一字に徹する
変化を苦とし、安定を楽とする世の中にあって、私は遊の一字に徹する
人間を悪とし、人間を弱とする世の中にあって、私は人の一字に徹する
新しき時代を煽るものは、無能政府と外圧である。
時は来たのだ。私たちは断固として、愛する日本と世界を護りぬく!
そして、この未曾有の国難をバネにして、新しい時代を、きりひらくのだ!」
怒涛のような大拍手と大歓声が、沸き起こった。
一生懸命、拍手して、歓声をおくった、おじいちゃんや
おばあちゃんたちのなかには、涙ぐんでる人も大勢いた。
フラウは静かになるのを待って、続けた。
「今回、私は日本防衛の指揮をとることになった。まず、第一の仕事として
私は、辞任する。後のことは一切、尊敬するニャン国解放軍の おねえちゃんに
お願いする。私は信頼する おねえちゃんに、全て任せて、基本的に何もしない。
私の仕事は事実上終わったのだ。短い間だったが、ありがとう!」
大大大歓声が日本にこだました。
自分達が信じていた平和主義が無惨に敗れ、絶望していた日本人たちの目に
光が蘇っていた。日本中が大感動と大納得の嵐に包まれた。
日本人達は皆、笑顔で顔を紅潮させ、大興奮していた。天才フラウの爽やかで
力強い演説は、日本を覆っていた絶望を吹き飛ばしてしまったのだ。
かつての軍国日本も、現在の平和日本も敗北した。
しかし、絶望は希望のはじまりである。遂に、軍国日本でもなく平和日本でもない
真の日本、地球日本(オタクニッポン)の時代がはじまったのである。
希望はあったのだ。
フラウの最高指揮官就任と辞任のニュースに世界中が騒然となった。
さすが、世界第一の天才といわれるだけあって、仕事がはやいと
大絶賛の嵐だった。しかし、騒然どころでなく、大騒ぎになったのが
ニャン国だった。日本とニャン国は、第二次来たよー歓待ってふざけんな!事件で
険悪な事態が続いていたのである。
フラウの真意を測りかねて、ニャン国は困惑したが、結局、フラウのいったとおり、
おねえちゃんに全て、一任することになった。


ゲルトルート・バルクホルン

ニャン国が、おねえちゃんに全て、一任することに決定した理由はふたつあった。
ひとつは民衆に優しく、権威に強いおねえちゃんを、疎ましく感じていた
ニャン国指導部主流派が、おねえちゃんを失脚させるチャンスになるかもしれないと
考えたこと。
もうひとつは何やるかわからない天才フラウの相手が務まるのは、
世界最大の超大国であるニャン国でさえ、おねえちゃんしかいないという
ことをニャン国指導部の誰もが認めざるをえなかったからである。
なにしろ、おねえちゃんは、敵として対峙した、NATO情報部の絶対エース、
鉄のクラリスに、仕事と戦いと軍デレを徹底的に鍛えられた絶対常勝将軍なのだ。


カリオストロの城

結局、ニャン国は、ニャン日友好と世界平和を表向きの理由として、
フラウの要請を受諾すると発表した。
瓦星帝国は、日本と人類をなめきっていた。空手界は衰退し、ライダーも怯えたのか
出てこない。もはや日本は事実上制圧した。あとは、思う存分かぶさればいい。
瓦星帝国は誤解していたのである。尾張の英雄美倉が出てこない理由を。
人類の、最強の単位は一人である。フラウという、たった一人で全てを変える
天才が、いる以上、でる必要がなかったのだ。ましてや、今回は、おねえちゃんが
参戦するのだ。無敵と常勝が手を組むのである。余計な手出しは無用だったのだ
次回予告
う~~ん
どうしたの?
いやさ、おねえちゃんとフラウはどう戦うのかなって
確かに、日本が瓦星帝国に勝つのは難しいな
それもあるけど、これって12ページ1クールだろ?あんまり戦争に
ページ割く余裕ないんじゃないかな
結構本筋進んでない感じするよね。何が本筋かは置くとしても
まずはフラウと地球皇帝、ラララの関係だと思うんだけど…
そこらへんは解決させる気なくて、マミさんとチルノに絞っちゃうとか
あぁ、それもありか
後はイカ落ちでしめるのじゃなイカ?
え~~、そういえば、イカ娘とガンダムってどちらが人気あるんだろう?
うーん、商業的にはガンダムシリーズだけど、どちらが好きかという
タイマン勝負になれば、イカ娘有利かもしれないな
イカ娘は使えるからなあ。
コンビ二とかで期間限定売り上げ選挙をやれば、大激戦になるだろうね
まあ、新作抜きで売上選挙をやれば、セーラームーンがトップ当選確実。
選挙区にもよるけど、びんちょうタン、999、ハイジ、ヤマト、ガンダム、
エヴァ、攻殻、ドラえもん、フリクリ、プラネテス、フルバ、ふもっふ、ギアス、
バビル2世、まどか、ぽてまよ、プリキュア、小公女セーラが当確。
当落線上で、イカとワンピースとかんなぎが激しく競り合う展開になるだろう。
とにかく、イカが落ちるかどうかが焦点の選挙になるのは間違いない
はやく、報道各社の詳しい分析が知りたいね!
次回 『おねえちゃん以外特に、あるわけない』

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