この作品はフィクションであり、実在の人物、団体、事件等とは
一切の関係がありません。また本文の内容と動画は関係ありません。
フラウは突然、最高に盛り上がっている会場と世界に向かって、
マイクを手に話しだした。
「今日は、みんなありがとう!実は今日、みなさんに紹介したい人がいます!」
フラウは一人の年老いたおばあさんを紹介した。
「冷戦終結の立役者、人類を救ったリアル救世主、ミーナ・ゴルバチョフさんです!」
全宇宙世界が、大歓声とスタンディングオべーションで彼女を迎えた。
ミーナ・ゴルバチョフは、久しぶりの華やかな舞台に目をうるませて感激した。
故国は彼女に冷たかったし、西側でも彼女は過去の人になっていたのだ。
爆風スランプ ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ
本物の自信を体得した本物の天才である少尉には、才能ある畜生の拠り所である
自己過信など必要なかった。彼は自分の若さを厳しく認識し、これからの戦いには、
どうしても本物の大人の力が必要と判断して、ゴルバチョフの協力を仰いだのである。
フラウがミーナに要請した仕事は三つである
1、瓦星の民主化運動が暴走、混乱することを防ぐ
極端な排他的民族主義政権ができたり、泥沼の民族紛争が始まらないよう
全力を尽くさねばならない。
瓦星の民主化を、理性的、現実的に進めるためには、
瓦星の民主化を支援する、世界を知った超一流の知性が、どうしても必要である。
できれば、瓦星人の複雑な対日感情を考慮して、日本人以外がいい。
その点、ゴルバチョフなら、安心である。民主化に、すでに失敗している実績も
安心だった。
2、(ry。
3 国家から新政府への移行をスムーズに行い、維新の大惨事を防ぐ
明治維新の大惨事を繰り返してはならない。戦争は断固として行うべきであるが、
殺し合いは絶対に避けなければならない。戦殺分離という神武主義を可能とする
人を殺さない兵器と戦略を一刻も早く実用化し、人類最後の戦争である
第二次西南戦争に備えなければならない。
フラウは自分や美倉が近い将来、道半ばで、散ることを覚悟していた。
自分や美倉亡き後、世界を地球に導けるのは、リアル救世主OBであるゴルバチョフ
ぐらいである。その過程で全ての国家を廃さねばならない。第二次西南戦争は
廃国置ほむのクライマックスとなるだろう。
その点、ゴルバチョフなら、安心である。すでに世界最大の国家を崩壊させた実績も
安心だった。
美倉の目が厳しくなっていた。彼はゴルバチョフに4番目の仕事があることを
見抜いていたのである。美倉は、淋しそうに、最強の敵となったフラウを
みた。フラウは美倉に微かな笑顔で応え、マイクを渡した。
美倉は突然、最高に盛り上がった会場と世界に向かって、マイクを手に話しだした。
「今日は、みんなありがとう!実は今日、みなさんに、
あらためて紹介したい人がいます!」
美倉は一人の神々しいまでに圧倒的すぎる美少女を紹介した。
「世界の歌姫、テラ・ワロス・ラララ・クラインさんです!」
全宇宙世界が、ゴルバチョフの1000倍の大歓声と
スタンディングオべーションで彼女を迎えた。
いつものひどい扱いに、落ち込んでいるミーナ・ゴルバチョフを尻眼に
ラララ・クラインは、大観衆に手を振ってこたえ、叫んだ。
「やきうってさいこー!」
全宇宙世界が大感激の大歓声でこたえた。
全宇宙世界の歌姫にして地球皇帝の娘であり、欧州の実質的最高会議であるサロンの
若きオーナー代行でもあるテラ・ワロス・ラララ・クラインは、挨拶を終えると、
フラウにいった。「ずいぶん、使いましたね。そして・・・私達を裏切りましたわね。」
フラウは、ため息まじりにいった。
「そちらが、ブレたのに、勝手だな。それにお金は借りたんじゃなくて、
そちらの好意で貰ったんだから、感謝して有意義に使っただけだよ」
「好意ですか・・・本当にこの子は」 ラララ・クラインは、微笑した。
薩摩はアメリカ、それが決定事項のはずだった。しかし、地球皇帝とサロンは
急激に台頭するニャン国に警戒を強め、アメリカからニャン国に目標を変更した。
新政府軍とニャン国、場合によってはニャン国・ロシアとの戦争を第二次西南戦争とする
という指令をフラウにだしたのである。
しかし、フラウはサロンに入ったつもりはなかったし、その指示に従う気も
なかった。それに、サロンの有力メンバーに、三種の神機開発に対し、
頑強に反対する巨大軍需産業がいる以上、サロンを信用するわけにはいかなかった。
アメリカにはニャン国・ロシアと比べて、桁違いのキングオブスポーツ力がある。
第二次西南戦争はキングオブスポーツであって殺し合いではないのだ。
アメリカ以外に第二次西南戦争をキングオブスポーツとして成立させられる国はない。
フラウはすでに在日米軍をはじめとする米軍関係者の中に多数の同志を
獲得していた。西南戦争がそうだったように、第二次西南戦争も結局
薩摩対薩摩になる。アメリカを倒せるのはアメリカだけだ。
人を殺さない兵器さえあれば、同じアメリカ人同士なのだ
殺し合いより、核を使わない、ガチのキングオブスポーツを選ぶだろう。
フラウは、第二次西南戦争を殺し合いにしないためにも、
薩摩はアメリカとの方針を変えなかった。そして今回の瓦星独立戦争を利用して
ニャン国のおねえちゃん、ロシアのゴルバチョフ、日本のフラウによる
ニュ☆速三国同盟を構築し、地球皇帝とサロン、そして旧アメリカに対抗する態勢を
整えたのである。
カールスラント
ラララ・クラインと美倉は軽く挨拶しただけで、話しはしなかった。
美倉は不機嫌だった。
彼は、ラララが下僕の種男に、スクリプト・フリーダムを与え、
C2ちゃんねるを攻撃し徹底破壊するよう命じたことを知っていたのである。
それだけでなく、ラララ・クラインが、(ry。
ラララ・クラインは懐かしそうに聖☆中野駅北口雄逞山をみまわし、心でつぶやいた。
(・・・ここも戦場になってしまうのですね・・そして、フラウはここで・・・)
ラララ・クラインは、そっと目薬をさした。
ガンダムSEED ラクス・クライン
ラララ・クラインが泣いているのをみた全銀河宇宙が
「??? !なんか逝ったああああああああああああああああああああああああ」
と大興奮した。
美倉は沈黙している。その顔は戦士の顔に戻っていた。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm8950235
最後に、セブン計画の一環として、美しい地球の映像が巨大モニターに映し出された
フラウは地球平和の時を創るために、もっとも有効な方法は、地球自身の姿を仰ぐ
ことであるとし、宇宙から地球を眺める安全低額観光旅行の実現に尽力していた。
月から地球を眺めるのがベストだが、とりあえず、地球軌道上からでもいいので
人類に、より大きく美しい現実の自分自身をみてほしかったのである。
人は時間と金を使った経験を大切にするし、画像だけで巨大な宇宙の暗黒と
地球の輝きを伝えるのは難しいと、フラウは考えたのである。
しかし、宇宙にいかなくても画像を繰り返しみるだけで、意識の変革に
大きな効果があるということが、実験の結果、わかったので、コミケをはじめ
全ての教育、スポーツ、文化の集まりで、国旗掲揚をするならするで、国旗降ろした後、
必ず地球の画像を拝するように提言した。
フラウは
○各国最大のオタクフェスティバル(日本ならコミケ、世界100カ国以上)
○サッカーのWカップ、
○オリンピックとパラリンピック、
○各種学校で国旗掲揚する時(世界100カ国以上)
の計4つで、継続的に地球自身の画像を拝せば、
地球平和の7割は達成できると断言しセブン計画と名づけた。
日本平和は、天皇という、藩より深い、日本人の共通ルーツを仰ぐ
ことによって、達成された。地球平和も、地球という、国より深い
地球人の共通ルーツを仰ぐことによって達成するのが自然である。
そのためのセブン計画なのだ。
Anrietta NASA
セブン計画のルールは2つだけである。
○地球の画像は必ず、人類の故郷といわれ、人類の苦難の象徴であるアフリカを
正面にしたものとする。たとえイベントの主催国であっても自分の国を正面に
するのは禁止である。ただし、動画にして、地球をアフリカから回転させて、
アフリカに戻すのはOKである。
○地球の画像は必ず最上位シンボルとして扱う。
これだけである。
地球歌については、参加者の意に沿ったものという注意だけで、
明確な決まりはなく、いまのところ主催者の自由である。
最後に、ふたぱ、44ch、騎女、その他の名無しさん、そして全銀河大宇宙の
大感動の大合唱で、オフ会は楽しく終了した。
アイドルマスター
オフ会のあいだずっと2Fの同人ショップで中古の等身大劇ナデルリルリ
分割払いOKと話しをしていたリュックは、美倉と合流し、
大感動と大興奮で奮奮している全宇宙のオタクたちに大歓声で見送られ、
巨大権力との法廷対決へ向かった。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1211539
(リュックは10・9でUを叫んだ勇者だったのだ!)
(ry。
美倉は裁判に勝った。絶対不可能といわれたリュック無罪判決を
勝ち取ったのである。ヒロイン予定の、うP主が動画を削除して
失踪したのだ。主役クラスの重要人物として、登場する予定だったので、
レジスタンスルートが書けなくなってしまった。
懐かしい昭和レジスタンスルート(抜粋)の簡単なまとめ
ただ、このルートはオタクのトラウマが爆発する超鬱展開を含んでいたので
なんか安心したのだ。読者様は自らのトラウマをもって、リュックの屈辱に変換して
くれたら、おkなのだ。
とにかく、勝ちは勝ちである。リュックは無罪放免となった。
リュックは、さっそくアキバにいった。駅をでて、メイドさんが目に入ると、
「アキバよ!私はかえってきた!」と心で叫んだ。いつものことだった。
裁判を頂点とする検察、マスコミ、世間の理不尽で、残酷きわまるキモヲタバッシングは
リュックの心を深く傷つけた。この事件で、屈辱だけが青春だったリュックに、
新たな青春の一万ページが追加された。あの、嘲笑の渦、あの、残酷な言葉、
そして、あの裏切りを、リュックは生涯忘れないだろう。
この事件後、リュックは、「力は傷口からでる」という少尉の言葉を体現する人生を
おくることになる。
敬虔な、ニュ☆速民という以外、長所といえるところが、みあたらず、
明らかに、他人より劣った資質しか、もっていないとおもわれた彼が、
後に世界中の教科書に載るほどの大仕事を成し遂げることができたのは、
この時受けた、深く、大きい傷からでた、深く大きい屈辱力のおかげだった。
リュックは勝利を誓ったアキバのゲマーズ前に、再び立ち、
で☆こに向かって「・・約束どおり勝ちました!」と泣きながら、本当に叫んだ。
「にょ」といってくれた気がした。リュックは、また泣いた。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1202767?via=thumb_watch
帰り、中野により、聖☆中野駅北口雄逞山2Fに駆け込み、裁判に勝ったら買おう
と決めてた、中古の等身大劇ナデルリルリ分割払いOKを探したが、
すでに売れてしまっていた。仕方ないので、有名良エロゲを買った。
残念そうなリュックを、みていた店員さんが、おまけをつけてくれた。
裁判勝利のお祝いもかねてとのことなので、ありがたくいただいた。
電車に乗ると、大人のオタクが席を譲ってくれた。リュックは嬉しかった。
おまけを開けた。ハンカチかとおもってひろげたら、
くぎゅううううううううおぱんちゅだった。
女子学生の群れがリュックをガン見している。
美倉とオタク達の不屈の戦いにより、世間のオタクを見る目は大きく
変わりつつあった。オタクが批判される理由はキモいということだったが、
すでにオタク文化は、サブカルチャーから、メインカルチャーへと進化している。
肝カルチャーといってもよい。つまり、オタクはキモいから大切なのだと
いうことが、ようやく世間という愚劣な上司にも、わかりかけてきたのである。
リュックをガン見している、女子学生の群れの一人が、虫けらをみるような目でいった。
「・・あいつ、チョー大切!」
それを聞いた、リュックは満面に笑みを浮かべた。会心の笑顔だった。
彼は遂に勝ったのである。オタクは遂に勝ったのだ!オタクは出世した。
自分達を迫害し抜いた、世間という愚劣な上司は、いまや猫のように
細い目をしている。とにかく、すべて、解決した。
リュックは、買ったエロゲをみた。なぜか歌だけは知っていた。
おもわず、くちずさんだ。突然、one’s futureを歌いだしたリュックをみて
慌てた、大人のオタクが、大声でなにか歌いだし、車内は大合唱となった。
女子学生の群れと、リュックも苦笑して、一緒に歌い始めた。
魔法陣グルグル
戦争は創造である。
瓦星独立戦争で、地球人達と天才フラウは
とわに懐かしい、
永遠の思い出をつくったのだ。
H2O 機動戦艦ナデシコ
昭和は大切である。
昭和レジスタンスで、男尻達と英雄美倉は
とわに大切な
永遠の英雄伝説をつくったのだ。
英雄伝説
だが、本当の戦争は、これからだった。
いよいよ、なにものも変えることができなかった人類の業と、
全てを変える時代の意志が、真っ向から激突する時がきたのである。
オタク達の戦いは、まだ始まったばかりなのだ!
http://www.nicovideo.jp/watch/sm11988382?via=thumb_watch